電人茶房

♪ざぼーが♪が適当な日常(ライブ観覧や映画鑑賞したこと)を語る、なんてことないブログ

続々・クラウドファンディングのサポーターになってみて思う事

懲りずにクラウドファンディングのサポーターやってます。

それなりにやってみてるわけなので、ある程度見通せるかなと思っていたのですが、趣味や興味から入ると期日通りリターンが実行されるプロジェクトというものにはなかなか当たらないようです。残念ながら。

とりあえず、遅延した案件についてのみ記載。誰かの参考になるといいのですが・・・。
(ほかにもあるけど、それらはプロジェクト支援したリターン内容がお礼メール程度の規模なので省略)

 

サポートした案件

Vtuberヴィヴィアン始動応援プロジェクト】

  • サイト:CAMPFIRE
  • プロジェクトオーナー:Honey Contrast(声優 原田ひとみさんの同人サークル)
  • コメント:プロジェクトはサクセスしたものの、リターン予定が「2021年02月」となっているにもかかわらず2023年5月現在いまだ実現されず。恐ろしいのは活動報告ですら2年以上止まっていて、オーナーから一切のコメントが途絶していること。何度か問い合わせを行ったが無視されたので、2023年5月にプラットフォームであるCAMPFIREに問い合わせをしてオーナーに一報入れてもらうように要請。その後ようやくオーナーから返答があったものの「これから最長2か月から3ヶ月で確認・発送予定(返信文要約)」とのことで、正直まだ時間がかかるのかよという感じ。というか、オーナーから2年以上放置されているのに自分以外のサポーターから問い合わせされてないのかと思わせるぐらい不思議な状況。なお、原田ひとみさんは、数々のクラウドファンディングを成功させているmilktubのbamboo氏の知り合いだし、bamboo氏のクラウドファンディングのテンプレも使っていたので個人的に甘く見ていた部分はあった。
  • 補足:プロデューサーの原田ひとみさんがゲーム実況に飽きたためなのか、Vtuberヴィヴィアンの活動自体、1年以上途絶している模様。

 

【餅月ひまり初オリジナルアルバム制作プロジェクト!】

  • サイト:CAMPFIRE
  • プロジェクトオーナー:餅月ひまり
  • コメント:プロジェクトはサクセス。リターン予定が「2022年12月」となっていたが、ストレッチゴールの関係で「2023年4月ごろ」に延伸・・・が、2023年5月現在いまだ実現されず。活動報告ですら数か月止まったりしていた。これはオーナーの餅月ひまりさんの体調不良でレコーディングなどの作業が滞ってしまった事が原因とのこと。ただし、活動報告の場は望月ひまりさん本人が行う必要はなく、代行することも可能な状態であり、遅延理由や状況を発表する事は可能だったので活動報告できないという理由にならない(と考えている)。
  • 補足:あまり公に触れられていないが、本プロジェクトのキュレーター的な支援(および本件のグッズ制作も請け負いもやっている?)をしていたmilktubのbamboo氏と、餅月ひまりさんが所属するゆにクリエイトの社長 望月陽光氏とのイザコザ(参考情報①参考情報②)も諸々の遅延や延伸の原因と思われる。

 

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とりあえず私が言いたいのは、以下の2点。

  • プロジェクトのリターンが滞ったら、オーナーに問い合わせすること
  • オーナーから反応がなければ、プラットフォームに問い合わせをすること

 

「ファンだから見守ろう」とか「そのうち実行されるよ」と甘いことは言ってはいけないです。

それによってオーナー側が甘えてしまい、結果、プロジェクト自体がおかしなことになることもありましたし、そもそも遅延した時の反応というか自分以外のサポーター側が問い合わせをしていないように見えるのは、自分だけ頑張ってるみたいでしんどいです。

もちろん、サポーター間の連携が取りづらい仕組みなのは、プラットフォーム側の問題とは思いますが、なにもしないという理由でもないので。

月末だしプレミアム会員をやめてみた

とりあえず「Yahoo!」と「ニコニコ」から。

Yahoo!ヤフオクすら利用しなくなってたし、ニコニコもマイリストが残せなくなるのはちょっと残念ではあるけど、生放送視聴などの機会もかなり減っていたので。

また利用というか活用するようになったら会員になればいいかなと。

 

次は「ぴあカード」あたりを解約しようと思ってます。
これもイベント観覧というかチケット購入頻度が下がっちゃったので。

ほかにも忘れてるだけで利用しなくなったのに年会費をずっと払ってるやつがありそうなので調べねば・・・。

続・クラウドファンディングのサポーターになってみて思う事

筆不精でスミマセン。

またも気まぐれみたいになりますが、数年前に書いた「クラウドファンディングのサポーターになってみて思う事」で書いたことの続きみたいなものを書いてみようかと思います。

あれからクラウドファンディングのサービスを提供しているプラットフォームも結構な「ふるい」にかかって、事業として継続できているところが減ったように感じます。国内での流行り(?)が落ち着いただけかもしれませんけど。

例えば「FUNDIY」なんかは、現在は募集中のクラウドファンディングのプロジェクトも無くなり、すっかり漫画家の複製原画やセミオーダー色紙販売がメインのサイト(FUNDIY STORE)に重きを置くようになっているようです。

 

FUNDIYの名前を出したついでとして書いておきますが、自分が参加し、前回「期限が守られていない例(遅延しているプロジェクトの例)」として書いた、☆よしみる氏のプロジェクト(下記『メタルスレイダーグローリー』描き下ろしプロジェクト)だけ、いまだに完了していません。

上位コースの支援者ではないのでそちらのリターン(「お食事会」「モンハン狩り」など)が実施されたのかは分かりませんが、少なくとも「コミック本編装丁本」は、令和元年となった2019年5月現在もリターンされていません。

サイト内のコメント欄での遅延に対するサポーターからのかなりの数の訴えに対しても、プロジェクトオーナーである☆よしみる氏の無反応っぷりに、プラットフォームの提供のみとしているFUNDIY運営からの指導や協議もあったようで、それによりプロジェクト自体の解体まで検討されたものの、結果、解体はなんとかとりやめプロジェクト継続されることとなりました。

詳細は支援者のみへの回答だったためここでは伏せますが、経過報告モドキ(遅延の言い訳)のあと、現在まで描き下ろしコミックを連載のような感じで2~3ヶ月に一度、PDF形式でサポーター宛てに細々と配布(ダウンロード)されるのが続いている状況です。

まあ「2015年10月完了予定」って言って支援を募っていたプロジェクトが今もをもって完了されていないので「お察しください」としか言えないのですが、氏自身がよほど制作手法で倹約していたとしても執筆される内容や密度を考えると、作品制作に集中するために使うと言って集めたお金はすでに使いきり、身銭を切っている状態(赤字)になってらっしゃるんではないかと思います。そのため、最終的な装丁本の制作・発送が可能なのかも怪しいです。

もちろんこれは氏の詳細な情報や進捗報告が一切ないため、憶測でしかありません。

ですが「(止めずに)描いてるんだからからいいでしょ」と感じるスタンスは変わらずです。それでも「いつまでも待ちます」と言えるごく一部のサポーターの方の心理(信仰心?)は、私にはまったく分かりません。

今は怒りを通り過ぎて「うやむやになるまえに原稿を完結させて」と思うようになっております。

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 【2019/05/22追記】

よしみる氏から2019年5月10日にFUNDIY上にて「2019年10月に全リターンを完了する」旨の今後のスケジュールを含めた報告がされておりました。

(私が通知を見落としていたためなので、上記内容への補足・修正として記しておきます)

ただ、これで終わりが見えたからだと思うのですが、本日(5月22日)、PIXIV FANBOXにて支援を求めるページを開設されました。支援者には「秋口からメタルスレイダーグローリーの漫画連載をする」との売り文句付きで。

リターン完了後の作品の使い方(流用)は著作者の自由ではありますが、おそらく、支援分だけでは赤字だったものを取り戻そうとされているのだと思われます。

ただ、支援した側として見ると、あまり良い気分ではありませんよね。
無告知の事象でもありますし。

もちろん、4年以上遅れたクラウドファンディングでのリターンとして作成されたものと知らない人に対して、「新規で執筆したものを読むため」としての支援を募ろうとされているとしたら・・・ですが。

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…… 

 

まあそんなとても残念な話はともかくとして、プロジェクトが完了していなかったり、思ったほどクラウドファンディングの支援をしていなかったので実例はあまり上げられないのですが、また私がサポートした案件を感想を交えていくつか紹介してみようかと思います。

基本的にミーハーなところがあるので、

  • プロジェクトがちゃんと実現されそう
  • プロジェクトの片棒を担ぎたい(趣旨への賛同)
  • プロジェクトオーナーや作品のファンだからとりあえず

という内容であったときに、プロジェクトに参加(サポート)しています。
もちろんお金持ちじゃないので、頻度や出資額は都度相談って感じなのですが。

 

 

サポートした案件(サクセスしたもの)

【[緒方恵美、声優デビュー25周年記念企画]国内&海外、同時に正規CDを届けたい】

  • サイト:CAMPFIRE
  • プロジェクトオーナー:緒方恵美
  • コメント:緒方恵美氏本人の元々の知名度もさながら、目標金額1000万円への達成時間が90分。ストレッチゴールも2日で達成ということで、ネットニュースにもなったのでこのプロジェクトを知っているかたも多いはず。ちなみに国内と海外で個別にプロジェクトを立て、それをどちらも成功させるという快挙も成し遂げられている。これは各種SNSの活用はもちろん、ニコ生、ツイキャスなどでも自身の想いを届ける活動などが成功につながったと思われる。支援開始に向け増強されていたサーバーですら混線でパンクしつつも、開始直後から高いコースから数が無くなっていった様も圧巻。サクセス後のリターンについても期限通りにすべて完了され、経過報告などもしっかりしていて、満足度の高いプロジェクトだった。

ちなみに本件のプロジェクトキュレーターとして、CAMPFIREの顧問にもなったbamboo氏が入っていたこともプロジェクトへの安心材料としてありました。下記ブログを見てもらえると、クラウドファンディングを知らない人への理解を促すための腐心の様(手厚さ)がうかがえると思います。

  

上山徹郎電人ファウスト× LAMPO]復刻計画 !!】

  • サイト:CAMPFIRE
  • プロジェクトオーナー:MANGATRIX
  • コメント:知る人ぞ知る漫画家 上山徹郎先生の廃盤となった単行本(電人ファウスト、LAMPO)の新装カバーで復刻するためのプロジェクト。大きくニュースで取り上げられることはなかったが、mixiなどでファンも応援活動をするなど、主催以上にファンが盛り上がっていったという印象。主催者(MANGATRIX)はクラウドファンディングのしくみをあまり勉強せずに臨んだらしく、支援者からの指摘により途中でコース変更(リターンの組み合わせを変えたものを追加)を行われた。サクセスこそされたものの、2作品分のリターンを求める支援者には支援個数を増やすしか手段がなく、無駄に手数料や送料がかかる状態のままだったなど、素人目にも改善可能な点が多くみられるプロジェクトだった。

 同じCAMPFIRE案件で、こうも改善点が見えるようなことなるのは、裏支えするキュレーターの問題なのか規模の問題なのかは分かりません。そもそもキュレーターがプロジェクトに入ってもらうことが別料金なのかもしれませんけど。(クラウドファンディングをやったことないので不明)

 

 

サポートした案件(サクセスできなかったもの)

鵜島仁文 NEW ALBUM 制作支援募集!!!】

  • サイト:CAMPFIRE
  • プロジェクトオーナー:鵜島仁文
  • コメント:アーティスト鵜島仁文氏のニューアルバム制作・発売のための資金調達のためのプロジェクト。機材や人材調達、MV制作なども見越した金額設定をされていたが、期限までに達成ならず。クラウドファンディングサイト上でもざっくりとした目的や資金の用途説明しか行われておらず、プロジェクトの告知自体も鵜島氏個人のTwitterのみで他の方法での周知の試みは行われていなかった模様。そのため、プロジェクトに気づく(クラウドファンディングに参加したいと思う)ファン自体が少なかったのではと思われる部分も。また、リターン自体もお礼状、CD、DVD(MV)、オフ会など、鵜島氏のファン以外が支援したいと思わせるものがなく、また、支援が欲しいことへの熱意(説明、想いなど)が薄いため、初見でも支援したいと思うサポーターが集められなかったこともサクセスできなかった原因ではないかと思われる。

キュレーター問題については同上。ただし、サクセスさせるための準備・努力不足はこちらの方がより感じました。鵜島氏の孤軍奮闘されている感も強かったですし。そのため、最低限のテンプレレベルの事であっても、もっとできることがありそうな気もしたのですが、準備やそのあたりの情報入手ができていないと難しいことなのかもしれません。

クラウドファンディングのサポーターになってみて思う事

日本でも「クラウドファンディング」という仕組み・サービスが広まったことによって、一般的な流通では手に入らないであろうものがサポート(資金の支援)という形で入手という、良い環境になってきました。

その一方で、サポートに対するリターン(結果出しやお礼)が遅れる・提供されないという、致命的な状況を引き起こしている例も少なくありません。

あとで例に出しますが、プロジェクトオーナーによっては、遅延に対する釈明やフォローもサポーターから求められているにもかかわらずほとんど行なわないなど、「いままで築き上げてきた関係性や信頼が無くなるという危機感は無いのか?」と疑うレベルの方もいます。

そのため、クラウドファンディングで実際にサポーターを経験してみた経験で言うと「スケジュール管理」・・・いわゆるプロデューサーやディレクター的な役割を経験している人がかかわっているかどうかが、問題を事前に察知する為の重要な判断基準になると思いました。

実際、執筆者(クリエイター)がプロジェクトオーナーになっている場合、「クオリティ向上」「一度描いたけど作り直したい」「別の作品で忙しい」という、サポーターにはなんら関係ない言い訳をされる方も多かったです。

 

というわけで、自分が体験した事例をいくつかピックアップしてみます。
興味があってクラウドファンディングに参加する場合の参考にしてみてください。

期限を守った優秀な例(公約通りなのでこれが普通)

【「KICK START GENERATION」公演映像化計画】

  • サイト:CAMPFIRE
  • プロジェクトオーナー:OVERDRIVE
  • コメント:目標金額達成時間が約5時間半。調達金額最高額達成(達成当時の記録)などでネット界隈でも話題にもなったプロジェクト。立案者のbamboo氏(OVERDRIVE)による事前のニコ生等による地道な宣伝活動および、既存のクラウドファンディングの研究成果が発揮されたものと思われる。本プロジェクトでは、ストレッチゴール設定も行い達成されているが、それでもリターン期限はきっちり守られている。さらに、映像化にともなうイベントを行うなど、サポーターだけでなくファンにも満足できる内容となった。

ちなみに本件をきっかけにbamboo氏はネットニュースにも取り上げられ、以降のクラウドファンディング案件でも、数々の成功を収めていることで知られています。

 

期限が守られていない例

【☆よしみるメタルスレイダーグローリー』描き下ろしプロジェクト】

  • サイト:FUNDIY
  • プロジェクトオーナー:よしみる
  • リターン期限:2015年10月予定
  • 遅延理由:「(リターン期限はあるのに)締切が無いので、自分が納得のいくものが描きたい」との発言あり。延伸理由の公開や進捗状況の報告をサポーターから再三求められているが、ぼんやりした回答しかせず、対応も悪い。そのわりに、自身のTwitterでのゲームの宣伝活動や同人活動の告知、エゴサーチによる返信などはマメに行われているという不思議な状況。


三浦みつる「バック・トゥ・The♡かぼちゃワイン」新作短編描き下ろしプロジェクト】

  • サイト:FUNDIY
  • プロジェクトオーナー:三浦みつる
  • リターン期限:2015年12月予定
  • 遅延理由:サイン色紙などのリターンは先行して行っていたため当初順調だったが、2015年11月にとびこみの原稿執筆依頼が発生。依頼内容が被災した方へのものなのでどうしても断れないとのことで、期限延伸を発表。その後(2016年5月末)、「物語後半のネームの書き直しをしたくなった」との話になり、さらに期限が延伸された。(期日については触れられていない)


【叶 精作『自選フルカラー美麗イラスト画集』自主制作プロジェクト】

  • サイト:FUNDIY
  • プロジェクトオーナー:叶 精作
  • リターン期限:2016年4月予定
  • 遅延理由:「連載の合間に作業をしているため」との報告あり。叶先生レベルの方なら、連載部分などでスタッフに任せられそうな部分も多いと思うが、そのあたりの環境や状況が非公開のため不明。

 

 

 

 

#この話に続きを書いてみたので興味があれば。

zaborger.hatenablog.com

お久しぶりです

定期的に読んでいる方なんていないのは分かっていますが、なんとなく気持ちとして書いておきます。

 

「お久しぶりです。お元気でしたでしょうか?私は元気です」

 

というわけで、2年ぶりぐらいにブログを書いてみようかという気になったので、不定期なのは変わりませんが、またブログを書いてみようと思います。

ご興味のある方は見て感想なんかをいただけると嬉しいです。

(でもすぐ飽きちゃったらごめんなさい)

複製された男

以前、なにかのきっかけであらすじを知って、「クローン?同一人物?」とか「人生交換」などのイメージから「藤子・F・不二雄」のSF短編へとつながったため、ずっと気になっていました。

しかしながら、上映館が少なそうな感じだったので、なかばあきらめていたのですが、なにげに映画館のサイトを見ていたら、わりと近場で上映しているとの情報を見かけたので、勢いで観に行ってみることにしました。

あまり書くとネタバレになりますが、苦悩する主人公が別の生き方をしている自分(うり二つの存在)を見つけたことにより、いても立ってもいられず行動した結果どうなったか・・・という感じのストーリーでした。

とにかく導入部から「エロス」「蜘蛛」「母親」のイメージをふんだんに織り交ぜられていたので、そこから「淫猥」「嗜虐」「束縛」「責任」などのイメージを持ちつつ見入っていたのですが、ラストシーンのアレを見てそのままエンディングという流れだったので「えっ?」って感じで、見た直後ちょっと呆けてました。

なぜかというと、作り手から「ここまでの事は伝わっただろ?あとは自分で想像してみな」って言われて放り出された感じがしたからなんですよね。「なにか物足りない」「想像力が足りないのかしら?」とか思って、しばらくポカーンとしていました。

その後、なんとか落ち着いたところで、感じたところをまとめようとすると、「今まで人生(女性)からは抜け出したけど、別の人生(女性)にからめとられてしまった」という感じの終わりだったのかなと思いました。主人公は、元から持っていた性的な渇望(欲求)からは抜け出せなかったのかなあとか、別の人生を覗き見たいという興味本位の気持ちから、後悔しながらも別の人生への岐路を欲望のままに堕ちていく感じの終わり方だったような気も・・・うまく言えないけど、とにかくモヤモヤしてます。

別に主人公に幸福を得て欲しかったわけじゃないし、なんだったら「実は主人公の妄想や幻覚だった」とか「ひとりの二重人格者による二重生活だった」というサイコなオチが来るのかなーなんて、実際、フリと思われるシーンなんかもあったこともあり、観ている途中にそんなことを想像していたので、「あれ?なんか思ってた終わりと違う」みたいな残念感もあったからかなあ。

ちゃんとオチがついた映画を見慣れているからか混乱しますね。たまにはこういう十人十色な感想が持てる映画を見てみるのもいいのかなとも思いますが、語り合う相手がいない状態だと気持ちの決着をつけるのが難しいです。とにかく悶々としてしまいますね。

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複製された男 (ポルトガル文学叢書)

複製された男 (ポルトガル文学叢書)

 

 

美少女戦士セーラームーンCrystalを見て思うこと

無印を見ていたころはまだ学校に通っていたし、もうそれなりにいい年齢なのですが、当時アニメでハマって、最後は映画やミュージカルを観に行くまでになっていたので、永い時を超えて復活すること自体は大歓迎でした、

ただ、発表時のキャスト(声優)の一覧を見て最初に不安だったのは、メインキャストにそこそこキャリアがある人を選出していることでした。

昔と変わらず三石琴乃さんを起用してくれたのはうれしいけど、うさぎだけそのままっていうのもどうかと。
そもそもリメイクなんだから思い切ってくれた方がよかったんじゃ……というのが正直な感想だったりします。

とまあそれは予告編までの感想で、ここからが本編みたいなものです。
というわけで観た感想なんぞをつらつらと。

とりあえず原作(漫画)をとことんおさえる(トレースする)というのは伝わってきました。キャラクターデザインもそうだし、セリフや演出など、ところどころもなるべく変えないようにという意志が伝わってきました。

うさぎの声も当時と比較してもそれほど違和感がなかった。
正直三石さんのすごさを感じました。

ただ、キャラクターデザインだけは、無印での只野和子さんのイメージで植えつけられてしまっているので、竹内直子先生のテイストのキャラクターデザインは1話を観終わった今も受け入れることができませんでした。

漫画も好きだったけど、アニメーションとして動くとやっぱり不自然なところが多いですね。
妙に大人びた表情だったり、頭身が妙に高かったりとか。表情もこころなしか堅い。
アニメーションデザインした人の技量の差なのかなあとちょっと思いました。

映像的な演出として、漫画だとトーンや点描で美しく表現されていたようなところが、ペラッとした薄っぺらい装飾のイラストが入るだけというのもちょっと違和感が。無印と比較するわけではないのですが、どうしても近年の低予算アニメのにおいが感じられてしまい、せっかくの復活が台無しだなあというのが最初の印象でした。

あと変身シーンなどにCGアニメーションが使われていましたが、意図的にリミテッドな処理(フルアニメーションじゃないという意味)を入れている可能性がありますけど、パラパラな感じがするし、何と言ってもカメラワークが絶望的にダメでしたね。

特にセーラームーンへの変身途中のレオタードっぽいところの見せ方がそそらない……と書くといやらしい話になりますけどテンポも非常に悪い。

また、スカートのフリルのところなんかの見せ方が、手書きだと意図的に飛ばせる部分が飛ばせず、ただ構図をアップにしていくだけの表現なので、CGの無機質な固さが出たままだし、全身を写すところも、上半身から下半身へのカメラの移動時間がやたら長いし、レオタード部分を構成するときに全身を覆うリボンもなんだか固い感じがして、可愛さを感じることができませんでした。

ポージングももうちょっとバレエみたいな優雅に感じる要素が入れば良くなったんじゃ……なんて思いましたね。

CG関係は同じ東映アニメーションでも「プリキュア」シリーズのスタッフとは別スタッフが担当したらしいですが、この違和感の正体が経験値や技量の差なのかわかりませんがとにかく気になりました。

「変身シーン」ってやっぱりヒーロー・ヒロインものの見せ場だし、毎話登場するバンクシーンにもなるわけだから、こだわってほしかったんですが。

あと、BGMがかなり残念。

曲が悪いというよりも、プリキュアシリーズのBGMを知っていると「あれ?どこかで聞いたことがあるような・・・」となるからです。
調べてみたら、やっぱり高梨康治さんで、あーなるほどーという感じ。どうして今やってる有名なシリーズ(プリキュア)を手掛けている人を選んじゃったかなあ。まあ、ここを突っ込みだすと、主演のうち何人プリキュア出身の声優を使ってるんだよ!とか思いますけど。

そもそも「戦う女の子」という点ですでに類似点が多いわけだから、セーラームーンの方が元祖とはいえ、イメージが引っ張られるのはかなりのマイナスだと思うんですけど。

というわけで、初回から不安いっぱいなので、次回を見るのがちょっと怖いです。